C O L O R F U L
 


≪ドン!≫


「った〜…」


歩いてる途中に誰かにぶつかった。顔を上げると、さっきもぶつかった−石谷圭−が居た。


「あー!!」

「なにぶつかってんだよ、チビ」

「あんた、さっきの!」

「……誰あんた」

「あんた馬鹿!?さっきカバンハナにぶつけたぢゃん!」

「オレ知らね〜」

「意味わかんない!」


さっきぶつかってきて、名前まで聞いてきといた癖になにこいつ。

腹立つなーっ


多分−石谷圭−って奴とやり取りしてたら、体育館の入口に居たたくさんの人たちの姿はなくなっていた。


まぁ、いいや。クラス見て、教室行こっ


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「あたし、C組だぁ〜。すごい!5クラスもあるんだ!」


A〜E組まで5つのクラスもあった。

ずらっと用紙を眺めると、1クラス30人程度だった。


 
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