C O L O R F U L
小さい高校生
『こんにちわ、花未ちゃん』
『…こ、こんちにわ…』
……ここはどこだーっ!?
辺りを見渡すと、お菓子で出来た家が1つ、ぽつんとあった。
『花未ちゃんの願いを1つ叶えてあげましょう』
『願いを…?』
『えぇ、貴方の願いを』
『んとー…ハナねぇっ!背が高くって美人でぇ〜…スタイルがよ………』
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「……未!花未!起きなさい!」
「……くて、カッコイイ彼氏が居てぇ〜…」
「花未!何言ってるの〜…。学校遅刻するでしょ、起きなさい!」
「…んにゃ…?お菓子の家ー…」
「何寝ぼけてんの!」
重い体を起こす。
目を開くと周りは普段の自分の部屋だった。
……あり?
お菓子の家も願いを叶えてくれると言った魔法使いっぽい人もなくなっていた。