C O L O R F U L
「あ!皆本なんちゃらは〜?」
亜依加が聞いてきた。
「あいつなら帰った〜。たいぎいし、いいかな?みたいなね」
苦笑いで答えた。
「でも、かっこよくない?」
「だよね!」
優希と亜依加が意気投合する。
「えぇ〜…」
愛美が否定する。
「あの性格腹立つぢゃん!」
「ハナも愛美に賛成〜」
2対2で言い合いになる。
「…………」
しばらくしてお互いが言うことがなくなった。
「まぁ〜…それぞれの好き嫌いぢゃん?」
「だね!」
愛美と亜依加がまとめて、言い合い終了。
「あーあ、もう4時半ぢゃん」
優希が面倒そうに言った瞬間、教室のドアが開いた。
「……よっ」