C O L O R F U L
「ハナちゃん達、C組?」
「うん、C組だよ」
「オレも2年C組。行くとこ一緒〜♪」
「イェーイ」
≪パチンッ≫
手と手を合わせて笑う。
「ハナと石谷先輩、仲良いね〜」
亜依加がニヤッと笑って言う。
「入学したトキからだからね」
「ふ〜ん…」
「待って!もう6時ぢゃ〜ん…」
「あ!ヤバい…。あたしら帰る!」
「……えぇ〜」
「オレが居る」
「……てゆうことで〜す!バイバ〜イ」
「ばいばい」
…………
教室が静まり返る。
「ダル〜い」
「頑張れ、ハナちゃん♪」
「圭、大丈夫?ダルくない?」
「大丈夫。ダルくないよ」
「うん、ならいいや♪」
圭と話しながら、遠足のことを適当に決め(笑)
職員室にいる担任に、記録した紙を提出した。
「暗いから、送るよ」
「ありがと!」
圭に送ってもらい、あたしは帰宅した。