C O L O R F U L
 

「うっわー…変なの…。何、あの格好」

「こっち来てるよ…!?」


あたしと愛美の前で立ち止まると、下を向いていた顔を上にあげた。


「……ぷっ」

「あははははは!」

その人はまさしく、変な顔をしていた。
それを見て、2人は爆笑。

なのに、笑ってることを気にせず話しかけてきた。


「イラッシャイマーセ。ココノ店ノ店長デ〜ス。人ノ顔見テ笑ウノ良クナイネ!」

「あ、えっと〜。ソーリー」

「ヴェーリーソーリー」

分かる単語を並べて、謝る。

「ア、気ヲ使ワナクテモ大丈夫!僕、日本語オーケーネ♪」

「いぇすいぇす!」

「ハナ、意味分かんないからね?」

「あ、はい」


よく分からない人が現れて、自分で店長とかって行ってる。

……こんな人が?って疑いたいけど。

変な彼を信じよう!


 
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