C O L O R F U L
なーんで妹にあんなこと言われないといけないのかな?
朝食を食べながら頭をひねらす。
すると、時間はあっという間に来ていた。
「花未!もう、時間よっ」
「え、ヨーグルトー…」
しゅん、とテンションを下げてると母さんが玄関に向かう。
「家帰って食べなさい!」
「はーい…」
あたしも母さんの後に続いて玄関に向かった。
中学生のときはホワイトのスニーカーだった。けど、今日からローファー。
学校指定だったカバンぢゃなくって、手持ちバック。
中学生の頃とは全く違うんだ、と頭の中で考えながら靴を履く。
すると、沙那が門まで見送りをしてくれた。
「ハナ姉、行ってらっしゃ〜い」
「行ってきますっ」
そう言って車に乗り込んで学校に向かった。