C O L O R F U L
学校に到着し先に門の前で降ろされて、母さんは駐車場に車を止めに行った。
「…明日からは電車かぁ」
家から駅、学校から駅はそれぞれ近いけど心配なことが1つあった。
……友達出来なかったら、絶対迷子なるよ…
「ハナ、電車苦手だった…。ヤバい…。」
昔から、行き先の逆の電車に乗ってしまう意味の分からない癖がついていた。
「…ま、どうにかなるよ…」
そう自分に言い聞かし、門をくぐった。
あたしが通う高校はそんなにレベルは高くない。
自分自身、そんなに偉くないし…ってゆーか馬鹿だから…結構、自由地帯。
運動場や体育館回りには、新入生だろうか?人がたくさん集まっている。
「…ほぉ〜!!すごい人だぁ」
金髪や茶髪、制服を乱し着こなしている生徒がほとんど。…とゆうより、全員に近い。
中にオタクのような、日影でゲームしている地味な生徒を見られた。