「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「んで、お前は何て言ったんだ。
  軽いつもりなわけないよな?
  あんなに傷つけておいて。」


  少しだけ冷静さを取り戻した漣。 
  相変わらず言葉に棘があるけど。。


  「本当に傷つけるつもりなんて
  なかったのよ・・・・・。」


  俯きながら新庄が言う。


  「新庄、、教えて欲しい。
  新庄は未来に何て言ったんだ?」


  俺は新庄の緊張を解そうと
  少し優しく聞いた。



  「嫉妬しないのね、、って。
  あたしは嫉妬するけど、
  あなたはしないのね、、って。」



  ・・・・・・・?
 

  「えっと?嫉妬って何に嫉妬
  するんだ?もっと分かりやすく
  言ってくれないか??」


  「なるほどね・・・・。」


  「え?!友華は今ので分かった
  のか?!何に嫉妬するんだ??」


  さっぱりだ。。「嫉妬しないのね」
  って言われてなんで傷つくんだ?


  「悠樹、ちょっと外に出よう。
  俺たちがいちゃいけない話みたい
  だから。漣も出よう。。」
  
  
  


  
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