「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  友華の冷ややかな声が降ってきた。


  「まさかとは思うけど、
  今日が何の日か知らずに来たの?」


  えーと、、はい。その通りですねー。


  「・・・ちなみに今日は何日デスカ?」


  友華の周りの温度が更に冷えた気が
  するのは、、気のせいでしょうか。。


  「8月8日よ。自分の誕生日も
  覚えてないなんてホント馬鹿ね。」


  ひいっ!!めっちゃ怒ってるよ。。
  いいじゃん!!困らないし!!
  自分の誕生日忘れたって!!


 柊が困ったように言う。


  「未来は人の誕生日はちゃんと
  祝ってくれるのに、自分の
  誕生日は祝わないつもりなの?

  俺たちは未来のコトちゃんと
  祝いたいんだけどな。。」


  あ。。そっか。。


  「だから友華怒ってたんだね。
  ごめんね??」


  「別に怒ってなんかないわよ。
  未来が馬鹿すぎるから。。」


  わー、、友華ってかわいー!!


  「えへへぇ。。」


  「何よ、、気味悪いわよ!!」


  友華にくっつくのって
  気持ちいいー!!あったかいし!


  


  
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