「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
プレゼント×あたし×みんな
  「じゃあ、帰ろっか!」

  「は?!何言ってるの?
  約束したでしょ。。」


  びっくりしてるっぽい
  友華。。


  柊も怪訝そうに眉ひそめてる。


  別に悠樹と二人が嫌とか
  もう思ってない。さっき覚悟
  したから。


  だけど、ちゃんと
  分かったから。大切なコトに
  気付いたから。


  伝えなきゃいけない。
  みんなに。


  「いいの。大切なコトに
  気付いたから。もう大丈夫。」


  悠樹がすごい好きなんだってコト。
  嫉妬なんかしなくても悠樹のコト
  大好きなんだってコト。


  みんながいてくれるってコト。


  みんなが大好きだってコト。


  だから悠樹と二人で遊びに
  行かなくても大丈夫。


  いつになるか分からないけど、
  そんな日は来ないかもしれないけど、
  悠樹があたしを好きになってくれた時に
  行くから。


  友華と柊はそれだけで察してくれた
  みたい。


  悠樹はよく分からないって顔だけど。
  

  悠樹にはまだ教えてあげない!


  いつかちゃんと自分で「好きだよ」
  って言うから。それまでは。


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