「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「もういいから病室戻れ!!」


  「よくない!!」

  
  びっくり・・した。柊が悠樹を
  怒鳴りつけるのを初めて見た。。

  
  びっくりしてるのは
  悠樹も同じだった。。

  
  「っ、、俺の願いは
  好きな奴が幸せになること。
  そいつは・・いっつも泣いてて
  早く幸せになって・・・欲しい。
  
  俺の病気が治っても・・・ 
  関係ない。そいつはずっと
  好きな奴のことだけ想ってる。
  

  だから病気が治ってほしい
  なんて願わない。。
  早く・・好きな奴と幸せに
  なってほしい。

  それが俺の願い・・・だ。」


  そう言って激しく咳き込む。

  「柊っっ。。お願い。。
  病室に戻って!!」


  悠樹が強引に病室に連れて行く。
  柊はその間も話し続けた。

  
  「・・・お前のせいじゃない。
  ミサンガも・・・うれしかった。
  悠・・樹。これ以上・・・
  未来のこと傷つけたら絶交だ。
  未来は・・・俺らの幼馴染だろ??」


    
< 18 / 399 >

この作品をシェア

pagetop