「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「え、、何が??
  やっぱり違うの??」


  「ああ。新庄サンキュ!
  言われるまで気付かなかった。
  勝てるかもしれない。」


  え?!そんな重大なこと
  だったの?!


  「俺と悠樹以外の奴には
  ボールが甘いんだよ。
  フォームが崩れてるからな。
  油断してるんだろうが。」


  あたしが市川君と喋ってるのが
  嫌ならしく、代わりに説明してきた
  桜井。。。。

  ってことは。。。


  「他の部員でも十分点数を
  取れる可能性はあるってこと?」


  今までこの二人以外の部員は
  ヒットはあるものの、長打は
  ない。


  ヒットだけでも十分点数は
  取れるけど、一個ヒットを
  取ると、次は取らせてくれない。


  ミスを犯したら次は犯さない。
  

  それが葵中。

  
  そう言われているから、
  どうしてもバッターボックス
  に立っている時、部員たちは
  引け腰になってしまう。


  だけど、もし、相手が
  油断していることを部員が
  知ったなら。


  「あぁ。このことを伝えれば
  『いけるかも』と思うだろ。
  メンタルも大事だしな、、野球は。」


  

  


  


  
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