「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「ねぇ、チェンジアップ
  って何??」


  「ああ、悠樹が投げてた
  んだっけ。そういえば。。

  チェンジアップはね、、打者の
  手元でボールが沈む投げ方。
  投手の負担が少ない投げ方で、
  メジャーリーグではよく使われる
  みたい。。

  にしても、悠樹が投げてたとこ
  なんか見たこと無かったのに。
  チェンジアップ投げれたんだ。
  知らなかったよ。。」


  「桜井も知らなかったらしくて
  驚いてた。出来るようになるまで
  見せないつもりだったんだって。
  試合で使ったのは一か八かだった
  って言ってたし。。」


  二学期が始まってもあたしは
  梓にせがまれて一緒に野球の
  勉強をしてる。


  梓も随分分かるようになって
  きたなって思う今日この頃。。


  「さてと、今日はこの位に
  して、教室に帰ろっか??」


  「あ、、そうね。
  もうそういう時間。
  明日も教えてよね??」


  「いいよ。もう日課に
  なっちゃったし。」


  あたし達は廊下を歩いて、
  それぞれの教室へと戻った。


  教室に入ると、友華が
  何故か怒っていた。


  「五十嵐さんには会ってない
  でしょうね??」


  「会ってないって。
  気にしすぎだよ。。」


  友華は五十嵐さんとあたしを
  会わせない様にしてる。


  何かあったのかな、二人の間で。


  「ならいいけど。」
  
  




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