「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  【柊side】


  -同じ頃。

  
  「どうした?もう五時間目
  始まるぞ??柊??」


  「んー。。悠樹は好きな仔
  いないの??」


  俺が聞くと、思ったとおり
  悠樹はびっくりした顔を
  した。


  「いきなり何だ?!
  いないに決まってるだろ。。」


  らしい返事。。
  

  「悠樹は野球で勝ったら一番
  最初に誰に報告したい??」


  「報告したいのは未来だけど、
  それってさっきの質問と関係ある
  のか??話飛びすぎじゃないか?」


  よく分からないって顔をしてる。
  ほんとに、、悠樹は。
  しょうがない奴だな。


  「あるよ。他の誰でもなく
  未来だと思ったんだろ??
  好きってことじゃないの??」


  「いや、未来は野球好きだし。
  勝ったって言ったら嬉しそうに
  してるし。普通だろ??」

 
  野球好きで、悠樹が勝ったって
  言ったら喜ぶ女子なんていっぱい
  いるんだって分かってるだろ?


  悠樹が勝つたびにメールを
  送ってくれる女子もいっぱい
  いるだろう??


  それでも、一番に報告したいのは
  未来なんだろう??


  鈍感すぎる悠樹が気付くまで
  どれくらいの時間がかかる
  のか。それでも、悠樹が自分で気付く
  まで放っておくほうがいい。。


  「まぁ、、いいけどね??」


  


  
  
  


  


  


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