「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「柊ッ!!!」

  「呼び捨てで呼ぶの止めて下さい。
  俺に何か用でも??」

  
  「別に用なんて何もないよ。
  ただ一緒に喋りたいだけだよ??」


  はぁ。最近しつこく話しかけられて
  いる気がする。


  「男なら他にいくらでもいる
  だろ。五十嵐さんなら誰とでも
  付き合えると思うけど。。」


  「えー冷たい。。。未来には
  優しいくせに!!!それに
  アタシ柊のコトは本気だもん!!」


  この人といると疲れる。
  人の話はまるで聞いていないし、
  喋りっぱなしだし。


  自分の性格がどんどん悪く
  なっている気もする。
  
 
  普段人にこんな風に言うことは
  まずないのに。


  「未来に優しいんじゃなくて、
  五十嵐さんに冷たいだけですよ。」


  「何で??何で冷たくするの?!」


  あー。。もしかして泣かせた??


  「すいません。呼び捨てにするの
  やめてくれるなら普通に接します
  けど。。やめてくれますか?」


  「ホント!!!やったぁ!!
  うん。約束するよ♪」


  一気に顔が明るくなった。
  嘘泣きだったのか・・・・。


  「未来どうしてる?」


  俺の言葉に五十嵐さんの
  表情が険しくなった。


  「気になるの?」


  


  
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