「野球が俺の恋人」なんて言わせない！！

みんな×美香×未来

　　【悠樹side】


　　「未来知らないか？！」

　　
　　血相を変えて谷口が俺の家に
　　来てそういった。


　　「未来が帰ってきていない！」


　　「どういうことですか？
　　こんな時間に帰ってきてないって？」


　　俺の隣にいた柊が顔を険しくする。


　　「未来の家に行ったけど
　　いなかったから、ここかと思って
　　来たけど、いないんだな。」


　　「家で寝てるだけじゃないのか？」


　　未来のことだからソファーで
　　転がっててそのまま寝たっていうのも
　　ありえそうな話だしな。。


　　「俺合鍵持ってんだよ。中に
　　入ったけど、誰も居なかった。
　　未来のお母さんが今日は仕事で
　　遅くなるって俺に電話してきたから
　　一応様子見に来たんだ。。。」


　　「？？未来のお母さんとそんなに
　　仲がいいのか？？普通彼氏に家の
　　合鍵渡したりしないだろ？？
　　連絡も取り合ってるのか？？？」


　　疑問だらけだった。どう考えても
　　おかしすぎる。。。。


　　「後でちゃんと説明する！！一緒に
　　未来を探してくれないか？！」

　
　　「あぁ、、分かった。いいのか？
　　俺達と関わらせたくなかったんじゃ
　　ないのか？？？それに探すって
　　言ったって何処を探すんだ？？？」