「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「だったら旧館じゃない?
  新館だと遅くまで残ってる先生に
  バレるじゃない???」


  友華の意見には賛成だ。
  でも、場所を特定するとなると。
  

  「何処だ・・・・・・?」


  漣が苛立たしそうに言う。


  考えても思いつかない。
  だったら。。


  「行って探した方が早い!!」


  実際に行ってみると思ったより
  あっさりと見つかった。


  絶対ここだ、、そう思った。


  1階の女子トイレの窓。


  普通の教室なら鍵を閉め忘れることは
  そうそうないが、トイレなら忘れられても
  おかしくない。このトイレは端にあるから
  なおさら目立ちにくい。トイレの横には
  階段があって移動もしやすい。


  「完璧に条件を満たしてるね。
  だけど問題がある。俺達はどうする?」


  柊の言うとおりだ。。女子トイレに
  男子が入っていいのか。。。


  しかも窓から。。。


  迷ってる俺たちに女子陣が
  バッサリと言った。


  「行くの?行かないの?そんなこと
  気にしてる場合??」


  
  「「「「行く!!!!」」」」


  


  


  
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