「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  あたしが起きたのは次の日
  だった。


  「柊?!どうしてここに?」


  「昨日は結局未来のお母さん
  仕事で帰って来れなかったんだ。
  だから代わりに俺達が。まだ痛む?」


  「もう大丈夫だよ!!心配かけて
  ごめんね???」


  「大丈夫なわけないでしょ?
  我慢するのは駄目だよ。」


  「柊、怒ってるの?」

  
  いつもとは話し方も声も違う。
  ちょっと不安になった。


  「怒ってないよ、未来には。
  だからゆっくり休んで早く
  元気になってほしいな。」


  あたしの言葉に少し驚いたみたい
  だったけど、その後はすぐにいつもの
  優しい笑顔で笑ってくれた。

 
  「柊、、お風呂入ってきてもいい
  かな??汚れてるし。。」


  「あ、、そうだね。じゃあ、
  友華呼んでくるから待ってて。」


  「え?!友華もいるの?!」


  「うん。漣も今はいないけど、
  昨日の夜まではいたんだよ。
  恭介さんと新庄さんもね。。」


  みんないてくれたんだ。。
  漣がいてくれたことが嬉しい。
  もう二度とあたしを見てはくれない
  と思ってたのに。


  柊が出て行ってから少しして
  友華が来てくれた。



  

    
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