「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
想い×あたし達×恋
  【漣side】


  『ほんっとーに何も覚えてないの?!』


  未来にそう聞かれたが。


  俺はキレていて、自分が何したか
  殆ど覚えてねぇ。間違えて悠樹を
  殴ったりしてねぇよな??悠樹と
  谷口の野郎が物凄い困った顔してた
  けど、まさかな。谷口はともかく
  悠樹を殴るなんて絶対ない・・はず。


  覚えていることといえばネックレス
  のことぐらいだ。


  俺が未来に渡したはずのネックレスを
  女共が持ってるのを見たとき手加減する
  気は綺麗さっぱり消えうせた。


  あれは未来に合うように選んだもの。


  他の女が持っていることが
  許せなかった。


  力ずくで取り返したはいいが、その後
  未来に返すべきかどうか悩んだ。


  今更俺が渡しても嫌がるかも 
  しれねぇし。。。。
  

  でも未来の家に行ったらあいつが
  階段から落ちてて。

 
  何馬鹿なことやってんだよ、
  って苛ついたし、怒った。


  それなのに未来は。
  

  『未来って・・呼んでくれた・・。』


  こんなくだらないことで泣いた。


  ただ名前を呼んだだけで。


  

  
  


  


  


  

  
  






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