「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「み・・らい?どうし・・っ!」


  咳き込んでたのはやっぱり
  柊だった。すごく辛そう。。


  「見舞いに来たの!!!」


  そう言って柊の背中をさすった。
  柊が咳き込んでるとき、悠樹が
  よくこうしてたし。。。


  柊はちょっと驚いた顔で
  笑えない冗談を言った。


  「みらい?俺・・はっ悠樹
  じゃ・・・ない・・よ?
  そんな・・辛そう・・な顔
  しな・・くて・・も。っ。」


  その言葉にあたしは久々に
  柊に怒った。


  「馬鹿なこと言わないで!!
  あたしが今心配してるのは、
  悠樹じゃなくて柊!!無理して
  喋んなくていいからちゃんと
  寝ててっ!!!!!!」


  柊はちょっと目を見開いて
  その後綺麗に笑っていた。


  「何で笑ってんの?!あたしは
  怒ってるの!!!柊の馬鹿!!」


  「ごめ・・ん。悪かったよ。。」


  謝りつつも嬉しそうだし!!
  笑われるようなことしてない!


  真剣なのに!!!!!


  意味わかんない!!!!


  ・・・・・それにしても。。。


  認めたくないことだけど、、
  柊は綺麗すぎる。。。


  女より綺麗ってひどくない??


    
  
< 296 / 399 >

この作品をシェア

pagetop