「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  【柊side】


  また体調を崩した。
  最近は大丈夫だったのに。


  今の時間みんなは何してる
  かな??


  っ!!!喉が痛い。
  咳が止まらない。。


  はぁっ。。苦しい。。


  『柊・・・・・・・?』


  未来が心配そうに聞いて
  いきなりカーテンを引いた。


  そこにいたのが俺じゃなかったら
  どうするつもりだったんだろう
  と思ったら可笑しかった。。


  本当に心配してくれて。


  その上背中をさすってくれたから、
  思わず馬鹿なことを言ってしまった。


  俺は悠樹じゃない、、なんて。


  当たり前のことなのに。


  『馬鹿なこと言わないで!!
  あたしが今心配してるのは、
  悠樹じゃなくて柊!!』


  その返事を聞いたとき本当に
  嬉しかったから。


  自分でも気付かなかったけど、
  もしかしたら前に未来に悠樹と
  見間違えられたのが心のどこかで
  引っかかっていたのかもしれない。


  俺達は本当に似ているから、
  よく見間違えられたし、
  『どっちでもいい』って扱いも
  よく受けた。


  


  





    
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