「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  漣は僅かに瞠目して、
  そして優しく言った。


  「あぁ。お前もな。お前は
  いつも一人で突っ走るから。
  何かあったらちゃんと言えよ。」


  漣はきっと知らないんだ。


  漣がサラッと言う一言に
  あたしがどれだけ嬉しく
  思ってるかとか。


  他の人には見せない表情を
  見せてくれることとか。


  時々もどかしく思ったり
  するんだ。。。


  あたしももっと言葉で
  伝えられたら、、って。


  伝えたいことは伝わってる
  のかなって。。。


  「ありがと。。漣。」


  この一言に込める想いとか
  気付いてくれてるのかな。。


  大切な仲間がいて幸せだって
  こと。。。。  
  
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