「野球が俺の恋人」なんて言わせない！！

　　「ストップ！！！友華も
　　漣も喧嘩しない！！！」


　　二人が慌てて口をつぐんだ時、
　　梓がクラスに入ってきた。


　　「何しに来たんだよ？」


　　漣が梓にむかって冷たい声
　　をかける。。。


　　全く！！！！！！


　　「ここは漣のクラスじゃない
　　から！！いいじゃない、人数
　　多い方が楽しいんだし！！！
　　少しは仲良くしなさい三人共！」


　　「じゃあ、始めよっか。」


　　苦笑しながら柊が手際よく
　　トランプを配っていく。


　　ゲームが進行して少し
　　たったころ。


　　「さっきの話なんだけど。」


　　友華が深刻そうな顔で
　　言った。。。


　　「さっきの話・・・・？」


　　「悠樹のことよ！！！」


　　「あぁ、それか。うん。
　　悠樹がどうしたの？？」


　　今度はあたし以外の四人が
　　お互いの顔を見合わせた。


　　「・・・・・・え？？？
　　さっきからどしたの？？」

　　
　　みんなが何ともいえぬ顔
　　をしてるから首を傾げる
　　しかなかった。。。