「野球が俺の恋人」なんて言わせない！！

　　「神崎先輩に気持ちが
　　いってる可能性はあると
　　思う・・・・・・・？」


　　あたしは疑問を口にしてみた。


　　その瞬間桜井から殺気を
　　感じた・・・・・・・・。


　　凍りそうなんだけど。。。


　　「分からないわ。未来に
　　聞いてもどうせ未来自身も
　　分かってないだろうし。」


　　井上さんもあたしと同じ
　　意見みたい。。。


　　よく分からないんだよね。


　　未来が神崎さんのｺﾄどう
　　思ってるのか、、って。


　　『好き』とは何か違うような
　　気もするし、じゃあ何だって
　　考えてもわかんないし。


　　「漣は神崎先輩のこと
　　どうするの？？怒ってる
　　だろ、、さっきので。。」


　　柊君の質問に桜井は無言だった。


　　『さっきの』とは勿論未来に
　　いろいろと吹き込んだこと。


　　桜井の方に視線を移すと、
　　口元に薄い冷笑を浮かべてた。


　　キレてる・・・・・・。


　　本気でキレてるよ、この人。


　　桜井がキレると怖いことは
　　身をもって体験してる。。


　　神崎先輩明日まで生きてる
　　かしら・・・・・・・。

　　
　　あ、、でもあの人も半端なく
　　強いんだっけ。。。