「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「悪ぃ・・・・・。
  ちょっと肩・・借りる。」


  「え?!漣・・・・?!」


  俺はそのままずるずると
  未来の肩にもたれかかった。


  しばらく未来は何も言わずに
  俺を支えて頭をなでてくれて
  いた。それはとても心地が
  よかった。。。


  「お前の側落ち着く。。」


  言ってしまった後激しく
  後悔した。。


  よっぽど気が動転してた
  らしい。。


  今自分がどれだけ情けない
  男になっているかを考える
  と寒気がした。。。


  いきなり未来が俺の顔を
  自分の顔の近くにやった。


  「おいっ?!」


  その近さに俺は面食らった。


  けど、未来の顔を見たら
  何も言えなくなった。


  「お前、何て顔してんだよ?」


  未来が泣きそうな不安そうな
  顔で俺を見ていた。
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