「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!
  「キスしてもいいって
  言ったんだね?梓が。。」


  「お前、、あいつから
  聞いたのか??」


  「ううん。。でも、、梓は
  悠樹のコト本気で愛してないと
  思ったから。。」


  「だって悠樹が好きで
  マネージャーになったのに
  野球のコト知ろうとしないんだよ?
  それって、、おかしいでしょ?」



  ・・・・。この女、馬鹿そうに
  見えて勘いいな。何気に冷静だし。
  まぁ、、無自覚だろうけど。。


  「ホラ、、保健室行こ。。
  手ぇ貸すから。。」


  差し出された手を見上げる。

 
  「あ、、そっか。
  だめなんだよね。。ごめん。」


  慌てて引っ込める手を
  俺は掴む。。


  何も起こらない。
  気持ち悪くもならない。


  「大丈夫・・・なの?」


  「お前、俺が前にお前を
  怒らせたときのコトおぼえてるか?」
  

< 43 / 399 >

この作品をシェア

pagetop