クールな溺愛彼氏様⁉︎
「彼氏?旦那じゃないなら俺は気にしないよ」
「気にしてください!やめてください、仕事中ですから」
「じゃあ、仕事何時に終わる?俺それまで待ってるから」
「待たなくていいです!」
なんなの、なんなの!
まったくこっちの話聞いてない。
でも、手は放してくれたからその隙に私は逃げ出した。
「ものすごい愛の告白ね」
「き、聞いてたなら助けてよ!」
加奈子は面白いものを見たようなからかうような顔。
酷い。
薄情者!
「加奈子お願い、あの人のテーブルお願いしてもいい?」
「しょうがないなー」
その後は、加奈子が引き受けてくれて私はなるべくそばを通らないようにして過ごした。