クールな溺愛彼氏様⁉︎
「だから、今回の事で椋平の気持ちがちゃんとわかってよかった」
「うん。ごめん」
椋平が素直だ。
なんだか、変なの。
「ほら、冷めちゃったよ。食べよう!」
「ああ。ありがとな」
「どういたしまして」
東雲くんには悪いけれど。
彼のおかげで、私たちの愛が深まった気がする。
そこだけは、感謝かもしれない。
そう言えば、おととい椋平の部屋に来ていた女の子・・・。
あれ誰だったんだろう。
あの子って、花火大会の日に椋平と話してた子だよね・・・?
気になる・・・。
今なら、今なら聞ける気がする。