クールな溺愛彼氏様⁉︎
怖くなって、早歩きになる。
それと同時に、後ろの足音も早くなっている気がする。
そう感じると、本当に追いかけられているようで。
怖い。
怖い。
誰?
本当に、私追われてる?
勘違い?
頭の中は混乱していて。
そうだ、椋平に電話!
そう思い立って手にした携帯で椋平の番号を呼び出そうとする。
でも、立ち止まれなくて手も震えて。
どうしよう。
助けて、椋平。
角を曲がった瞬間、トン、と後ろから肩を掴まれた。
「きゃああああ!!!!」