クールな溺愛彼氏様⁉︎
悲鳴を上げ蹲る。
ガクガクと体は震える。
「え、お、おい?」
頭上から戸惑ったような声が聞こえる。
ふときき覚えがあることに気づいた。
「え・・・?」
恐る恐る顔をあげる。
見上げた先に見たのは、戸惑いの表情を浮かべる三枝店長の姿だった。
「て、てんちょー・・・?」
「お、おお」
店長は困ったように顔をしかめる。
私はホッとして大きく息を吐いた。
「どうした?」
「ずっと、追いかけてたの店長ですか?」
さっきの足音、店長だったの?
怖かったのに。