クールな溺愛彼氏様⁉︎
☆どうすればいいの?
朝目が覚めて、ふとここはどこだろうと考えた。
ああ、そうだ。
ここは店長の家で、椋平と友花の関係を知ってしまって。
全てが現実で。
真実だ。
「いい匂い・・・」
匂いにつられ、フラフラと外に出る。
大好きなコーヒーの香りだ。
「おお、未侑。おはよう。朝、食うだろ?」
「店長・・・。お腹、好きました」
「ん。ほれ、食え食え」
店長が椅子を引いてくれる。
私はそれに甘え素直に椅子に座る。
目の前に、トーストとベーコンエッグ。
そして、ホットコーヒー。
「アイスの方がよかったか?」
「いえ、ホットコーヒーが好きです」
「だと思った」
夏でもホットコーヒーをよく飲む。
目の前の席に店長も座り、二人で挨拶をして食べ始める。