クールな溺愛彼氏様⁉︎
え・・・?
いったい、何事?
読んでって・・・。
手元に渡ったその手紙を見る。
「え・・・っ」
叫んでしまいそうになり慌てて口を手で覆った。
私は、躓きそうになりながら慌ててバックに戻ろうと動く。
「未侑?」
私の様子に気づいた店長が、駆けつけてくれる。
その向こうには、椋平が身体を立ち上がらせて心配そうな顔でこちらを見ていた。
「どうした?顔が真っ青だ」
「てん・・・てんちょ・・・」
「ちょっとこっち。・・・加奈子、ちょっとフロアを頼む」
「え、あ、はい!」
店長は私をそのままバックに戻し、椅子に座らせる。
私は体がガクガクと震え、うまく呼吸ができなくなっていた。