クールな溺愛彼氏様⁉︎
☆店長のいやがらせ
未侑の事、ずっと見てきた。
夢だった店を開いて、そのオープニングスタッフとして入ってきた未侑。
明るくて、奔放でいつも笑顔が絶えなかった。
やる気があって、いつも楽しそうな未侑をずっと側で見てきた。
そういう感情を抱いたって、おかしくはないだろ?
でも、どうこうするつもりはなかった。
俺のモノになったらいいな、と思うけど。
それ以上に、未侑とずっと働いていたいって思うから。
ゴタゴタして辞められる方が、嫌だった。
そんな事言って、未侑の目標は自分の店を持つことなんだから、いつかは旅立っていくことはわかってる。
でも、今。
こうして未侑に頼られて、俺が護ってるっていう状況になってしまえば。
多少の欲は出るもので。
このまま俺に靡いてくれれば、なんて邪な思いも生まれる。
もちろん、面になんて出さないけど。
今はただ、未侑を支えてやりたい。
そう思ってる。