クールな溺愛彼氏様⁉︎
彼氏を頼らないと決めた未侑。
巻き込みたくないという決意のもと。
でも、それでいいのか?
そんなの、頼られてないみたいで。
俺なら嫌だけど。
でも、そんな事親切に言ってやるほど俺はいい人じゃない。
あわよくば。
そんな感情を持ってる俺だから。
昼間の常連の男の事と、手紙のカッターのことがあったからか、うちに戻ってからもふさぎ込んでいる。
何度か声をかけたけど、無反応だった。
相当、追い込まれているな・・・。
心配だ。
誰かと携帯で連絡を取ってるのか、何度か鳴った携帯。
彼氏と、話しあってるのか?
メールより電話とかの方がいいと思うけど。
そんな余計な心配をしながら俺は夕食の用意を進めた。
「未侑、できたぞ」
声をかけると携帯を机に置いて立ち上がる。