クールな溺愛彼氏様⁉︎



―三波さんですか?私、○○警察署の高津です

「お世話になってます。どうかしましたか?」

―落ち着いて聞いてください。先ほど、三枝さんが、ストーカーと思われる男と鉢合わせになり、階段から落ちてケガをして今病院にいます

「・・・え」

―幸い、命に別状はなく入院も必要はないそうなので、ご安心ください




手が、震えた。
どうしよう・・・。


店長が・・・。




―三波さん?大丈夫ですか?

「は、はい。すぐに行きます」




とりあえずいかなきゃ。
店長の無事を確認しなくちゃ。


私は慌てて家を飛び出した。



タクシーに乗り込み病院に向かう。
つくまで気が気じゃなかった。


身体が震えて、恐怖に頭が真っ暗になる。



どうしよう。
私が巻き込んだ。

店長を、危険なことに巻き込んでしまったんだ。




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