クールな溺愛彼氏様⁉︎



店長が受け付けや手続きを済ましてくれている間私は待合室で待つ。
徐々に、手の痛みが出てきた。


ズクン、ズクン、と刺すような痛みに歯を噛みしめる。



「おい、大丈夫か?」

「・・・っ」




声も出せないくらい痛くて蹲っていると、店長が私の背中を優しく撫でる。
うう、店長・・・っ、それじゃあまぎれないくらい痛いです!


痛みに悶えながら待っていると診察室へ呼ばれる。




処置をしてもらい、親指から手首辺りまでをガーゼと包帯でぐるぐる巻きにされた。
痛みは痛み止めの薬ももらい、また明日処置に来ることになった。


災難だ。




「大丈夫か?」

「まだ痛みはありますけど・・・少しは楽になりました」

「痛々しいな・・・」

「はい・・・」




私の手を見て顔をしかめる店長。
私もがっくりと肩を落とした。




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