クールな溺愛彼氏様⁉︎
脱いでいる間外に出てもらっていた私は、タオルを身体に巻きつけた後椋平を呼んだ。
椋平は私をお風呂場に押し込んだ後服のまま自分もお風呂場に入ってきたのだ。
「体洗うだけなんだから、わざわざ脱ぐ必要ないだろ」
「い、一緒に入るんじゃないの?」
「はあ?二人も湯船に入れるか。狭すぎるだろ」
「そうだけど・・・」
初めて椋平から誘ってくれたんだって思って、少しうれしかったのに。
だから、恥ずかしいのも我慢して・・・。
「なに想像してんだよ、変態」
「へ、変態って!想像くらいするよ!私、椋平の彼女だもん!」
呆れた声の椋平。
私は振り向けず椋平に背を向けている。
そう言えば、椋平最初から言ってたな。
お風呂に、いれて、あげるって。
一緒に入ろう、じゃなかった。
私の早とちり・・・。
恥ずかしい・・・。
どうしてこう、私って空回りなんだろう。