クールな溺愛彼氏様⁉︎
「ひどい・・・、もうお嫁に行けない・・・」
お風呂から上がりソファに突っ伏す私。
今は、椋平がお風呂に入っている。
椋平は、本当にただ私の体を洗ってくれた。
ドキドキしてる、私がおかしいみたいに。
「お前、まだそうしてんの」
お風呂から上がった椋平は呆れたようにそう言いながら濡れた頭をタオルでごしごし拭いながら歩いてくる。
「髪くらい、片手でも乾かせるだろ」
そう言って私の首にかかっていたタオルをとると私の頭にかぶせてきた。
わしゃわしゃと乱暴に右手でかき回される。
「わ、もう!ぐちゃぐちゃになる!」
慌てて身体を起こすと椋平からタオルを奪い、自分で濡れたままの髪の滴をとる。