クールな溺愛彼氏様⁉︎
「未侑の面倒を見るって決めたのは俺だから。バカみたいに、盛るわけにはいかないだろ。俺だって、こう見えて我慢してんだ」
「椋平・・・」
「言わせんなよ、こんなこと」
椋平を見上げると顔を赤くして顔をそらしていた。
ドキドキ、してくれてたんだ。
どうして私、気づけないんだろう。
「りょうへぇ・・・」
「涙拭けよ、ぶっさいくな顔」
「酷い!」
「ほら、ティッシュ」
ケラケラ笑いながら私にティッシュを渡す椋平。
それを受け取り涙を拭う。
椋平大好き。
大好きだから、不安になるんだよ。
もっと、もっと、椋平に私の事を好きになってほしいって。
椋平に、触れてほしいって思うんだよ。
「大好き!」
「知ってる」
私が椋平に抱きつくと、ポンポンと頭を撫でられる。