クールな溺愛彼氏様⁉︎
彼女として。
本当にこのままでいいのだろうか。
私は一日椋平の家にいて。
出るのは病院に行く時くらい。
家に帰っても、なにもせず、椋平が帰ってきてスプーンで食べやすい料理を作ってくれる。
お昼には、手で食べれるサンドイッチなんかも用意してくれる周到さ。
普通なら、愛されてる!って喜ぶところなのかもしれないけど。
ここのところからまわりな私は、気が気ではないのだ。
いつ、愛想を尽かされるか・・・。
そんな不安でいっぱい。
―ほんと、あんたは考えすぎよ
「うー・・・。それは、わかってるんだけどさ。これは性格なんだから仕方ないじゃん」
―なにがそんな信用できないかなぁ
「信用できないんじゃないの!私が愛想尽かされるようなことばっかしちゃうから・・・」
仕事終わりの友花と電話でおしゃべり。
今の状況を一通り話した後、不安なことを打ち明けると友花は呆れている様だった。
なんとなく、友花と椋平って似てるんだよね。
呆れ具合とか・・・。