クールな溺愛彼氏様⁉︎
―夏目がそれでいいって思って未侑を家に呼んで世話焼いてるんだから、甘えとけばいいのよ
「椋平にもそう言われたんだけど・・・」
―じゃあ、なにも問題ないじゃない
そうよ。
問題なんてないのよ。
あるのはただの、私の不安だけ。
―そんな不安な未侑に、いいこと教えてあげようか
「え?いいこと?」
友花は息を吐いて、そんなことを言いだした。
いいことってなに?
ソファに寝転がっていた私は身体を起こす。
―未侑って、仕事帰り会社の前にとおるときときどき連絡いれてるでしょ?
「あ、うん。遅番の時はね。いつも椋平遅いからまだしてるのか確認のため」
―その時、椋平に会うんじゃない?
そう尋ねられて考えた。
会えたらなぁって思って連絡いれて、椋平からはまだ仕事だって素っ気ない連絡が返ってきて。
そういえば、よくコーヒーを買いにコンビニに行くって出てきてたっけ。