私の気持ち〜私の消えた記憶〜
新学期
「セーフ!」

「ちょっと、どんだけ足早いのはぁはぁ」

「はぁはぁはぁはぁケホ」

「将馬大丈夫?」

「大丈夫じゃ ないだろケホケホ」

「まぁ、将馬剣道部は体力ないとね♪」

「そう言うお前は演劇部だっけ?」

「うん♪」

「吹奏楽と演劇部の僕らに負けるのはちょっとね」

「ケホ いいだろ別に」

「あ!クラス替えの表貼り出されたよ」

「本当だ、見に行く?」

「混んでるから俺が行くよ」

「え、でも...」

「なに遠慮してんだよ」

「そうそう、こういうのは男の役目なんだから」

「てか、颯人少しは遠慮しろよ」

「ハハハごめんね」

「じゃあ、お言葉に甘えて!」

「ああ、じゃあ行ってくる」

そう言うと将馬は人ごみの中へ消えていった

「キャー!颯人君おはよう」

「今年も同じクラスがいいね」

「いつもの事だけどモテモテだね颯人」

"おはよう"そう答えながら私に"そんな事無いよ"と答える颯人

「あ!帰ってきたよ」
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