私の気持ち〜私の消えた記憶〜
「ただいま」

「どうだった?」

「俺ら全員同じ2組だ」

「やったね♪」

「まぁ、全員で31人しかいないからねで、担任は?」

「担任は川神雷斗先生だ」

「あぁ~、雷ちゃん先生か~」

「え?ダメなの?」

「去年の真美瀕死事件忘れたの?」

「??」

「はぁ、去年の冬に真美は川神の作った料理味見させられただろ」

「思い出すだけで...オェ気持ち悪い!」

「あぁ~そんな事もあったね」

「あったね、じゃない!四ヶ月前だぜ?!」

「皆さん楽しそうだね」

「あ!先生おはようございます(ニコ」

「!せ、先生?」

「どうしてあんたがここに?」

「そろそろ、教室に入った方が良いよ」

「わ、分かったありがと♪」

「あ、それと進級おめでとう。これ、進級祝いのクッキー」

「ありがとうございます!」

「い、いや俺甘いものは...」

「私も今はちょっと」

「じゃあ、今渡すから後で食べて。はいどうぞ」

「あ、アリガトー」

「じゃあ、先生いただきます」

パクっ

「お、お、」

「お?」

「美味しいです!」

「そうかそれは良かった」

(忘れてた、颯人は味覚音痴だった...)

「せ、先生俺たちはそろそろ」

「あぁ!わりぃいな」

「じゃあ、またな」
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