また逢う日まで
家族であり友達であり良き相談相手・・・?
それはまさに、みちるが毎日願い続けていた存在だ。でも、なんで両親が急にこの子犬を・・・?と思っていると、
「・・・ねえ、みちる・・・?あなた、学校で何か悩み事とかない・・・?」と心配そうに母が聞いてきた。
「・・・え?」
「あたし、聞いちゃったのよね」と、ひかるが申し訳なさそうな顔で口を開いた。
「先週さ、部活がなくなって早帰りだった時に神社に寄ったのよ。そしたらみちるがいて・・・あんた、泣きながら『友達が欲しい』って繰り返してるもんだから、母さんにそのことを言っちゃったのよ・・・」
「!・・・な、泣いてなんか・・・」
「気づいてないのよ、きっと。無意識のうちに泣いてんのよ、あんた」
「母さん、そのことをひかるから聞いて、父さんと相談してこの子を連れてきたの」と、ダンボール箱からスヤスヤと寝ている子犬を優しく抱きしめて言った。
「だから、この子がみちるにとって一番の友達になればいいなって思って・・・」
「お母さん・・・お父さん・・・」
「ゴールデンレトリバーってね、『セラピードッグ』としても活躍しているんですって!だからみちるを支えてくれるんじゃないかなって思ったの」
それはまさに、みちるが毎日願い続けていた存在だ。でも、なんで両親が急にこの子犬を・・・?と思っていると、
「・・・ねえ、みちる・・・?あなた、学校で何か悩み事とかない・・・?」と心配そうに母が聞いてきた。
「・・・え?」
「あたし、聞いちゃったのよね」と、ひかるが申し訳なさそうな顔で口を開いた。
「先週さ、部活がなくなって早帰りだった時に神社に寄ったのよ。そしたらみちるがいて・・・あんた、泣きながら『友達が欲しい』って繰り返してるもんだから、母さんにそのことを言っちゃったのよ・・・」
「!・・・な、泣いてなんか・・・」
「気づいてないのよ、きっと。無意識のうちに泣いてんのよ、あんた」
「母さん、そのことをひかるから聞いて、父さんと相談してこの子を連れてきたの」と、ダンボール箱からスヤスヤと寝ている子犬を優しく抱きしめて言った。
「だから、この子がみちるにとって一番の友達になればいいなって思って・・・」
「お母さん・・・お父さん・・・」
「ゴールデンレトリバーってね、『セラピードッグ』としても活躍しているんですって!だからみちるを支えてくれるんじゃないかなって思ったの」