私にモテ期がやってきた
でも今日は、いつものよう行かない。
「1年生!
試合の準備をして、体育館の端っこに置いておけ!」
森野キャプテンからの指示が飛ぶ。
「「「はい!」」」
と返事をするが、戸惑っていて動けない1年生たち。そんな様子を見かねた杉田が、
「片付け係以外は、用具室に来て」と指示してくれて、みんなが用具室に入ってくる。
「智美。私、片付けしちゃうから、よろしくね」
くるみはそう言って、体育館の戸締まりをチェックしていく。
私は用具室で、大会や練習試合に持っていくものを教えていく。
「中学からバスケをやっている人が多いから、だいたいは分かると思うけど。
ボールに、ボールケースに、スコア表に、救急箱に、……」
言いながら、それがある場所を教えていく。
「……これで全部だよね?」
準備してから杉田に確認すると、彼も荷物を見回して、
「…あぁ、そうだな。これでOKだ。
みんな、しっかり覚えておけよ」
そう声をかけてくれた。
「「はい!」」
と頼もしい返事が聞こえたけれど、最後はくるみと一緒に確認するつもりだ。
だって、忘れ物なんてしたらば大変だから。
もちろん、エリカちゃんにも、一緒に教えながら…。
そう思って体育館を見渡すが、エリカちゃんの姿が見えない。
そのうち、戸締まりを終わらせたくるみが戻ってきた。
「1年生!
試合の準備をして、体育館の端っこに置いておけ!」
森野キャプテンからの指示が飛ぶ。
「「「はい!」」」
と返事をするが、戸惑っていて動けない1年生たち。そんな様子を見かねた杉田が、
「片付け係以外は、用具室に来て」と指示してくれて、みんなが用具室に入ってくる。
「智美。私、片付けしちゃうから、よろしくね」
くるみはそう言って、体育館の戸締まりをチェックしていく。
私は用具室で、大会や練習試合に持っていくものを教えていく。
「中学からバスケをやっている人が多いから、だいたいは分かると思うけど。
ボールに、ボールケースに、スコア表に、救急箱に、……」
言いながら、それがある場所を教えていく。
「……これで全部だよね?」
準備してから杉田に確認すると、彼も荷物を見回して、
「…あぁ、そうだな。これでOKだ。
みんな、しっかり覚えておけよ」
そう声をかけてくれた。
「「はい!」」
と頼もしい返事が聞こえたけれど、最後はくるみと一緒に確認するつもりだ。
だって、忘れ物なんてしたらば大変だから。
もちろん、エリカちゃんにも、一緒に教えながら…。
そう思って体育館を見渡すが、エリカちゃんの姿が見えない。
そのうち、戸締まりを終わらせたくるみが戻ってきた。