私にモテ期がやってきた
「……………」
「……………」
「……………」
みんな黙って、高橋くんの話を聞いていた。
「…そんなんだから、バスケのことなんて分からないし、今だにスコアもまともに書けない。
…好きな男を振り向かせたいなら、纏わり付くだけじゃなく、もっと努力したら?
智美先輩や、くるみ先輩たちみたいに…」
高橋くんの言葉は続く。
エリカちゃんは、下を向いたままで今にも泣き出しそうだ。
「高橋。
もうそれ以上は言わなくていいだろう!」
突然、杉田が高橋くんを止めた。
「杉田先輩!
またそうやって近野を甘やかすんですか?
先輩がそうだから、近野の我が儘が増長するんですよ!」
「それは、俺だけのせいじゃないだろう?
部員みんなが、近野を助けるからだろう?」
「…そうですけど!
それじゃ近野のためにならないって言っても、みんな彼女に言われるままだし…」
杉田と高橋くんの言い合いが続く。
それを止めたのは、やはりキャプテン。
「杉田も、高橋も、一回落ちつこうか。
だいたいの話は分かったから、俺から顧問に話をして対策を考えるよ。
今日は食べたら解散にしよう!
明日はゆっくり休んで、また明後日、学校でな」
キャプテンの言葉に、2人は「いただきます」と食べ始めた。
まだ、ちょっと険悪の空気は漂っているけど…
これが波乱のGWの始まりだった。
「……………」
「……………」
みんな黙って、高橋くんの話を聞いていた。
「…そんなんだから、バスケのことなんて分からないし、今だにスコアもまともに書けない。
…好きな男を振り向かせたいなら、纏わり付くだけじゃなく、もっと努力したら?
智美先輩や、くるみ先輩たちみたいに…」
高橋くんの言葉は続く。
エリカちゃんは、下を向いたままで今にも泣き出しそうだ。
「高橋。
もうそれ以上は言わなくていいだろう!」
突然、杉田が高橋くんを止めた。
「杉田先輩!
またそうやって近野を甘やかすんですか?
先輩がそうだから、近野の我が儘が増長するんですよ!」
「それは、俺だけのせいじゃないだろう?
部員みんなが、近野を助けるからだろう?」
「…そうですけど!
それじゃ近野のためにならないって言っても、みんな彼女に言われるままだし…」
杉田と高橋くんの言い合いが続く。
それを止めたのは、やはりキャプテン。
「杉田も、高橋も、一回落ちつこうか。
だいたいの話は分かったから、俺から顧問に話をして対策を考えるよ。
今日は食べたら解散にしよう!
明日はゆっくり休んで、また明後日、学校でな」
キャプテンの言葉に、2人は「いただきます」と食べ始めた。
まだ、ちょっと険悪の空気は漂っているけど…
これが波乱のGWの始まりだった。