The universe privateer
「何を寝惚けた事を言っているんです?」

不用意な事を口走ったウラヌスを、もう一度踏み付けようとするジュデッカ。

その足を。

「!?」

いつの間にか接近してきたマーズが片手で摑んだ。

スピードもさる事ながら、驚くべきはその力。

摑まれたジュデッカの足が、まるで動かせない。

上げる事も下げる事も出来ない。

「いつまでも兄さんを足蹴にしやがって…」

いつもの穏やかで気弱とすら思えるマーズとは対照的な鋭い眼光で睨み、彼はジュデッカの体を片手で振り回して放り投げた!

高速で空中へと投げ飛ばされるジュデッカ。

しかし彼は空中で急停止。

「この!」

右手から光線を撃ち放つ!

一直線に襲いかかってくる高熱の光線。

だがそれを。

「!?」

マーズは金色のオーラに覆われた片手で、軽く叩いて弾き飛ばした。

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