誰にも内緒の溺愛旦那様
Chapter 9
「……昨日、院長がさ、鳴海さんとしびらく話していたよ」
「………なんで…」
「分からない。でも、君の旦那は、今のままじゃダメだって思ったからじゃない?」
「……そうですか………」
「今日は……来ないんだね」
「来ても、病室に入れません。
颯さんに迷惑をかけるだけですから」
「ふーん。」
「退院の目処、たった?」
「……何も聞かされてないです」
「そっか」
「ねえ柚ちゃん」
「はい」
「俺さ、ほんとに柚ちゃんのこと好きだよ。」