誰にも内緒の溺愛旦那様
Chapter 5
その日の夜はなにもしないで、ただ二人で手を繋いで眠った。
6時。
学校に行かなきゃ……
静かにベッドを抜け出した。
顔を洗って、制服を着て、
ベッドの方に戻ると、
まだぐっすり眠っている。
昨日の夜に買ったヨーグルトを冷蔵庫から出して……
「ん………柚……」
「颯さん……起きました…?」
「ん………」
「おはようございます………」
「おはよ………あ、…テレビ見てみ………」
テレビ…?
点けた途端、颯さんの顔が大きく映っていた。