強引上司の溺愛トラップ
私がそう言うと、神くんも「そっか」と頷いてくれた。
「そういうことなら、俺はやっぱ『妹の方』を応援しないとな」
「え、妹の方って? 他に誰か応援する人がいるの?」
「いや」
「?」
どういうことなんだろう。今日の神くんはよく分からない。
だけど。
「頑張れよ。応援してるからな」
笑顔でそう言ってくれて、やっぱりいいお兄ちゃんだな、と思った。
そして、立ち上がって自分の部屋に戻ろうとする神くんを、私は引き止めた。
不思議そうな顔で振り返る神くんに、私は言った。
「あ、あのね。
……前髪切ってほしいんだ」
「そういうことなら、俺はやっぱ『妹の方』を応援しないとな」
「え、妹の方って? 他に誰か応援する人がいるの?」
「いや」
「?」
どういうことなんだろう。今日の神くんはよく分からない。
だけど。
「頑張れよ。応援してるからな」
笑顔でそう言ってくれて、やっぱりいいお兄ちゃんだな、と思った。
そして、立ち上がって自分の部屋に戻ろうとする神くんを、私は引き止めた。
不思議そうな顔で振り返る神くんに、私は言った。
「あ、あのね。
……前髪切ってほしいんだ」